OpenCore Legacy Patcher利用環境下でmacOS 14.1にアップデートすると起動しなくなるトラブルが発生している可能性

OpenCore Legacy Patcher利用環境下でmacOS 14.1にアップデートすると起動しなくなるトラブルが発生している可能性

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OpenCore Legacy Patcherを利用してmacOS Sonomaをインストールした方のうち、一部の環境では本日(10月26日) にリリースされた「macOS Sonoma 14.1」にアップデートするとmacOSが起動しなくなるトラブルが発生する可能性が報告されています。

この問題の詳細

現在OpenCore Legacy Patcherを利用してmacOS Sonoma 14.0をインストールしたMacのうち、広いモデルでmacOS Sonoma 14.1へアップデート中にmacOSがハングし起動できなくなるトラブルが発生しています。

この問題についてOpenCore Legacy Patcherのユーザ複数からKDKless関連がこの問題を引き起こしているのではないかと指摘しています。

具体的にはmacOS Sonoma 14.1にアップデート後、KDKlessのインストール時に既存のグラフィックkextが/Library/Extensionsから削除されないトラブルから、競合しカーネルパニックを引き起こしているとしています。

問題が発生する可能性のあるモデル

  • GPUにAMD dGPUを搭載したMac

この問題について詳細を調査中ですが、AMD GPUを搭載したMacでこの問題が報告されています。

MacBook Proの場合、15インチ以上のモデルにはAMD dGPUが取り付けられている可能性が高く、iMacやMac Pro 2013などでもこの問題を発現する可能性があります。

この問題の対処法

この問題が発生してしまった場合には、OpenCore Legacy PatcherのブートピッカーからmacOSをセーフモードで立ち上げ、OpenCore Legacy Patcher 1.1.0のルートパッチをインストールすることで解決できます。

ただし、多くの場合、macOS Sonomaをセーフモードで起動させるとワイヤレスモジュールが利用できないため、OpenCore Legacy Patcher 1.1.0以降をダウンロードしていない場合には有線LANを使用する必要があります。

OpenCore Legacy Patcher 1.1.0 ダウンロード先はこちら

まとめ

ここまでOpenCore Legacy Patcher利用環境下でmacOS 14.1にアップデートすると起動しなくなるトラブルについて紹介しました。

OpenCore Legacy Patcherのプロジェクトリーダーであるミコラ氏は既にこの問題について認識しており、次期OpenCore Legacy Patcherのリリースで解決するとしています。

macOS Sonoma 14.1へのアップデートについて懸念がある場合には、新しいOpenCore Legacy Patcherのリリースを待つのも良いかもしれません。

弊ブログ(おんかぼ)と姉妹メディア(あのかぼ)では引き続き、OpenCore Legacy Patcherの最新情報やmacOS Sonoma関連のニュースを紹介していきます。記事の更新については、かぼしーのTwitterアカウントHumin.meで紹介しますので、ぜひフォローいただけると幸いです。