ポータブルApple TV誕生!iPad Proを使った驚異の改造プロジェクト
ありがとうございます!
Apple TVユーザであるシグマンド・ジャッジ氏が、iPad ProをポータブルApple TVへと改造する大胆なプロジェクトを遂行し、その詳細をMacStoriesで発表しました。このプロジェクトでは、Apple TVをUSB-Cから電源を取れるようにし、HDMI信号をiPadにルーティングするなどの複雑な作業が行われました。(via MacRumors)
この記事では、ジャッジ氏のプロジェクト「Apple TV Go」に関する詳細とその実現方法について簡単に紹介します。
「Apple TV Go」プロジェクトの目的は
ジャッジ氏がこのプロジェクトを始めたきっかけは、WWDC (世界開発者会議)への参加準備中に感じた不便さからと言います。通常のApple TVはポータブルではなく、ハードウェアの制約から簡単に持ち運ぶことができません。これに対し、他のApple製品 (iPhone、iPad、MacBookなど)は容易に持ち運びが可能です。
この問題を解決するために、ジャッジ氏はポータブルなApple TVの作成を決意しました。
Apple TVのUSB-C電源化
まず、ジャッジ氏はApple TV 4K(第3世代)をUSB-Cで電源を取れるように改造しました。この作業には、Voidbox IndustriesのUSB-C Modkitが使用されました。
今回Apple TVのために使用したModkitには以下の部品が含まれています。
- リニア電圧レギュレータ付きのプリント基板
- Apple TVケースを開けるためのギターピック
- 電源供給ユニットと電源コネクタを取り外すためのT6アレンキー
- 電源コネクタ開口部用の3Dプリントシュラウド
- 3Dプリントスペーサー/インシュレータ
- M2 5x8mmのネジ2本
ジャッジ氏は、これらの部品を使い、Apple TVを開封し、電源供給ユニットを取り外し、USB-Cポートを搭載させることに成功させました。
iPad Proとの統合
このプロジェクトに使用されたのは先日発売されたばかりのM4を搭載した11インチのiPad Pro (Silver, 256GB, Wi-Fi)とMagic Keyboard。
M4 チップと Tandem OLED は、どちらも Apple の最新の iPad ハードウェア リリースで目玉となった機能ですが、新しい iPad Pro では、電力供給と電力パススルーの両方が改善されたため、小型ながら高性能な USB-C ハブを使用して、ビデオ チェーンの 3 つのコンポーネントすべてにバッテリーから直接電力を供給できるようになったとのこと。
Apple TVのHDMI信号をiPadにルーティングするためには、Elgato社のHDMI 2.1対応4KXキャプチャデバイスが使用されました。このデバイスは、HDMI信号をiPadに取り込み、最大4K 60fpsでのキャプチャを可能にします。
さらに、ジャッジ氏はHDCP (高帯域デジタルコンテンツ保護)を回避するために、HDMIスプリッターを導入し、第三者アプリのコンテンツを表示できるようにしました。
マウントとケーブル管理
iPad ProとMagic Keyboardを使用する上で、ジャッジ氏はすべてのコンポーネントをマウントし、ケーブルを整理するためにベルクロを使用しました。これにより、ポータブルでモジュール式のセットアップが実現し、簡単に取り外しや再配置が可能になりました。
Magic Keyboardのカスタマイズ
ジャッジ氏は、Magic Keyboardのキーをカスタマイズし、シルバーモデルにブラックモデルのキーを取り付けました。
この作業は費用がかかっただけでなくストレスも感じたとのことでしたが、最終的にはその価値はあったとしています。
Apple TV Goの機能
最終的に完成したApple TV GoはSiri Remoteを使ってiPad上のメディア再生をコントロールすることができるようになり、かつてmacOSで提供されていたFront Rowの機能を彷彿とさせるものとなりました。
またオーディオの共有には制限があるもののFaceTimeを使用して、Apple TVのビデオを他の参加者と共有することができたり、NDI HX Captureアプリを使用して、iPadをNDIエンコーダーとして利用し、Apple TVのビデオを外部デバイスに送信することができるようになりました。
「Apple TV Go」のために使用したアプリ
この他、ジャッジ氏は、Apple TV Goのために「Elgato Capture」やビットレートの調整などのより多くの調整を行うために「Genki Studio」を使用したり、 複数のビデオソースを同時にキャプチャするために「Camo Studio」といった複数のアプリを活用したことも紹介しました。
まとめ
Apple TV Goプロジェクトは据え置きで使用されるApple TVを持ち運び可能なデバイスに変えるユニークな試みでした。
将来的に、Appleがこのようなポータブルデバイスを公式に提供するかどうかは不明ですが、このプロジェクトはApple TVの利用方法に提案するものとなり、Apple TVの可能性を知りたいという方には大変有益な情報です。
このプロジェクトの詳細は、MacStoriesの記事でさらに詳しく紹介されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
前後の記事
関連記事
-
macOS Sonoma 14.6でM3搭載14インチMacBook Proにデュアル外部ディスプレイサポートを追加
-
【要確認】MSI製のマザーボードでセキュアブートが実質無効になるトラブルが発生中
-
M4チップを搭載する新しいiPad Pro、より強力なカメラ、接続性、周辺機器で登場
-
Apple、USB Type-Cに対応したAirPods Proを発表、防塵性能の追加とiPhone 15からAirPodsを直接充電できるように。
-
Apple、M2チップを搭載した新しいiPad Airを発表
-
PC向けDRAM契約価格、1Q26に前期比105〜110%上昇へDRAMもNANDも値上がりか ―TrendForceが予測を大幅上方修正
-
AMDの最新のWHQL署名付きドライバはRadeon RX 6000シリーズのGPUを破損させる可能性
-
Apple、2世代目の「Apple Watch Ultra 2」を発表、新SiP「S9」とカーボンニュートラルに対応








コメントを残す