最新のAMD AGESA BIOSに不具合、Ryzen 5 7600Xで大幅なパフォーマンス低下と起動に失敗する不具合が発生

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ファームウェアの更新は安定性やセキュリティの問題に対処するために企業からリリースされますが、これが新しい問題を引き起こすことがあります。
AMD Ryzen 7000 シリーズ向けの新しい AMD AGESA BIOS、「AGESA 1.0.0.4」をインストールするとAMD Ryzen™ 5 7600Xのパフォーマンスが低下し、システムの起動に失敗することがあるようです。(Neowin)
このトラブルはAGESA アップデートによって一部のコアが無効になることにより引き起こされているといい、CCD (CPU chiplet die)にまたがるコアを持つAMD Ryzen 5 7600Xのみで発生しています。
今回のAGESA 1.0.0.4をインストールすることで、CCDの1つが無効になるようです。
システム管理を司るSMU(System Management Unit) 84.79.204にバグがあると考えられており、新しい SMU 84.79.210 で問題が修正されるのではないかとしています。
他のデュアルCCD構造のRyzen CPUも影響を受けるかについては現在のところ明らかになっていません。
もしもこの影響をうける場合にはRyzen 9 7950X、7900Xと一部のRyzen 7 7700Xにもトラブルが発生する可能性があります。
この更新プログラムをインストールしたユーザは該当の問題が解決されるまで、以前のファームウェアにロールバックするといった解決策が紹介されています。
BIOSは対応するマザーボードの「サポート」から入手することが可能です。
マザーボードのモデルを確認するにはWindowsの場合、タスクバーの「検索」または「ファイル名を指定して実行」(Run)で「msinfo32」と入力しマザーボードのモデル (ベースボード製品) をメモします。
2023.01.10 記事タイトルを変更しました。
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