OCLP開発チーム、AMFIPassパブリックベータリリース – Macセキュリティを向上させる新機能
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OpenCore Legacy Patcher (OCLP)の開発チームはOCLP 0.6.6をリリースした同日の2023年5月23日(現地時間)、GitHub上でAMFIPassのパブリックベータをリリースしました。この新機能は、Macのセキュリティを維持しながらApple Mobile File Integrity (AMFI) およびライブラリ検証を無効にすることなく使用することを可能にするものです。

AMFIPassの特徴とメリット
Apple Mobile File Integrity (AMFI)は、macOSで実行するソフトウェアが正規のものであること、また改ざんされていないことを保証するための重要なセキュリティ機能です。一方、ライブラリ検証は、不適切なコードがシステムのライブラリに混入し、システムの正常な動作を阻害するのを防ぐための機能です。これらの機能を無効にすると、システムのセキュリティが危険にさらされる可能性があります。
従来、特定の条件下では、ユーザーがこれらの機能を無効にしなければならない場合がありました。しかし、新機能であるAMFIPassにより、ユーザーはAMFIやライブラリ検証を無効にせずに済むようになります。これにより、Macのセキュリティを損なうことなく、安全に機器を使用することが可能になります。
AMFIPassの注意点
ただし、注意点も存在します。System Integrity Protection(SIP)の要件は現在のビルドに影響されず、以前のOCLPリリースでSIPが無効化されていた場合、このビルドでも引き続きSIPを無効にしている必要があります。
また、AMFIを有効化するための安全なアプローチがとられていますが、執筆時点(2023年5月29日)ではパブリックベータとしてのリリースです。macOSの環境を破壊する可能性があるため、AMFIPassを試用する前にはデータのバックアップを取り、必要に応じてmacOSを再インストールできるようにしておくことが推奨されています。
AMFIPassの今後の展開
詳細な日程は未定ですが、OpenCore Legacy Patcherの開発チームは可能な限り多くのハードウェア構成とmacOSバージョンに対して幅広くテストを行い、問題がないことを確認した後で、この機能をOpenCore Legacy Patcherにマージするとしています。
現在はOpenCore Legacy Patcher 0.6.7として配信されており、OpenCore Legacy PatcherのGitHubから入手できます。
弊ブログの他、「あのかぼ」では引き続きmacOS VenturaとOpenCore Legacy Patcherの最新情報をお伝えしてます。
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