米Microsoft、Windows 7 ESUサポート終了直前に中途半端なUEFIセキュアブートを奇しくも追加

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米Microsoftは本日、「Windows 8.1」と「Windows 7」向けで有償の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)のサポートを終了します。
これはパッチ チューズデー(Microsoftは月例のセキュリティ更新プログラムを例年、毎月第2火曜日(米国現地時間)に配信することから)によるセキュリティ更新プログラムがリリースされないことを意味します。
パッチ チューズデーの最近のトピックとして、Microsoftは最近、Windows 7でネイティブのUEFI とSecure Boot のサポートを追加したそうです。(Neowin)
セキュアブートは基本的にデバイスがメーカーやOEMによって署名されたソフトウェアだけが起動できるようにするもので、この機能がOSのリリースから何年も経った後、特にOSが死期を迎える時期に追加されるのは奇妙だとしています。
実際、Windows 7の機能改善や仕様変更といった主要なサポートを行う「メインストリームサポート」は2015年1月13日で終了しており、この大きな変更をWindows 7のサポートが終了直前に行われるのは異例だということは理解されやすいと思います。
ただ、UEFIとセキュアブートを有効にした多くのユーザーはVGA.sys と VGApnp.sys ディスプレイドライバーが更新されていないため、Windows スタートアップロゴで立ち往生してしまうなどのトラブルに見舞われるとのことです。
また実装も完全なものではないようで、Compatibility Supported Module(CSM)やレガシーモードをサポートしないUEFI Class 3を搭載したシステムではディスプレイのためにUefiSevenといったEFIモジュールをする必要があります。
(特に2020年に発表されたIntel 第10世代Core(Comet Lake-S)以降ではCSMが無効または利用できなくなっており(商用マザーボードでCSMモデル除く)、起動には少々作業の必要がある)
Windows 7のEoLを目前にし、突如サポートされたセキュアブート。
サポート終了後の使用は推奨されないものの、Windows 7の担当部署の心粋が感じられるニュースでした。
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