OpenCore Legacy Patcher、Open Collectiveで寄付受付終了 macOS Tahoe対応は継続も更新は未定

OpenCore Legacy Patcher、Open Collectiveで寄付受付終了 macOS Tahoe対応は継続も更新は未定

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OpenCore Legacy Patcher(OCLP)チームは2026年3月22日、Open Collective上で新規寄付の受付を停止すると公表しました。既存の定期寄付も終了し、直近30日以内の寄付は返金するとしています。

一方で、プロジェクト自体の終了は表明しておらず、macOS Tahoe対応の作業は続けるものの、アップデートは約束できないと説明しています。

OpenCore Legacy Patcher(OCLP)が寄付受付を終了、新規寄付を停止

OCLPチームは3月22日、Open Collectiveの更新欄で「Closing off to new donations」と題した告知を公開し、新規寄付の受付停止を明らかにしました。

今回の発表では、定期寄付もキャンセルし、直近30日以内の寄付は返金するとしています。

OCLPが寄付受付を終了した理由はmacOS Tahoe以後の見通しが不透明と説明

寄付停止の理由としてチームが説明したのは、Appleが2025年6月のWWDC25でmacOS TahoeをIntel Mac向け最後のリリースとしたことを受け、macOS Tahoe以後のプロジェクトの将来が不透明になったことです。

今回の発表では、将来Apple Silicon搭載Macでも旧機種がサポート対象外になるのか、仮にそうなった場合にパッチャー開発が現実的なのか分からないため、新規寄付の受付を止めるとしています。
WWDC25での発表そのものだけを理由にしているのではなく、その後の見通しの不確実性を理由に挙げた形です。

macOS Tahoe対応は継続も、アップデートは約束せず

今回の告知は寄付受付の終了に関するもので、公開文面ではプロジェクト自体の終了までは打ち出していません。チームはTahoe対応の作業は続けているとする一方、複数の開発者がチームを離れ、開発の進み方が以前より遅く厳しくなっていることに加え、macOS Tahoe側の変更が大きいことから、Tahoe向けOCLPアップデートは約束できないと説明しています

We are still working on Tahoe support, but with multiple developers having left the team, development progress has become much slower and more perilous than before. Please remember that OpenCore Legacy Patcher is a hobby project developed by volunteers in their spare time, and our daily lives come first. We are trying our best, but Tahoe has brought significant changes (especially with recent updates), and with fewer developers and less time, we cannot commit to an OCLP update for Tahoe.

私たちは引き続きTahoe対応に取り組んでいますが、複数の開発者がチームを離れたことで、開発の進み方は以前よりかなり遅く、厳しいものになっています。OpenCore Legacy Patcherは、ボランティアが空いた時間に開発している趣味のプロジェクトであり、私たちにとっては日々の生活が優先であることをご理解ください。私たちなりに最善を尽くしていますが、Tahoeでは大きな変更が入っており、とくに最近のアップデートでその傾向が強まっています。開発者が減り、使える時間も限られる中で、Tahoe向けのOCLPアップデートをお約束することはできません。

2025年6月時点ではmacOS Tahoe対応の課題整理も公開していた

GitHubでは2025年6月30日付で、Tahoe対応に向けた技術課題を整理したissueが公開されています。
そこでは、T2搭載機の起動問題、iMac19系の音声、Fusion Drive、FileVault、グラフィックス、Wireless、T1、USBなどを課題として列挙し、「rough estimate」として今後の冬ごろにv3.0.0を見込む考えも示していました。

今回の3月22日告知は、それより後の時点で、更新を確約しない立場を示したものです。

寄付ページは停止、一方で取引記録や案内は残る

Open Collective本体のページには、3月24日と25日付の入金記録や、残高6万2435.38ドル、累計調達9万5109.45ドル、累計支出3万2674.07ドルといった会計情報が引き続き表示されています。

また、OCLP公式ドキュメントの「Supporting the patcher」ページでは、OpenCollective経由の寄付案内が残っており、最終更新日時は3月19日です。寄付停止の告知後も、周辺ページの表示は完全にはそろっていません。

OpenCore Legacy Patcherチームの動きに注目が集まります。

Open Collective